VINYL(バイナル)とは日本語読みで「ビニール」、塩ビ管に象徴されるいわゆるPCV製(合成樹脂)のフェンスをアメリカでは総じてバイナルフェンスと呼んでいます。実際にリサイクルを目的に古いバイナルフェンスを水道管などに再利用する例もあります。現在では海外の20社以上のメーカーがこのバイナルフェンスを製造しています。
バイナルフェンスは1950年代より、それまで木製が主であったフェンスなどを長持ちさせる目的でアメリカで開発が始まりました。木材に比べて軽量で高耐久、メンテナンスフリーという特徴を持ち、次第にピケットフェンスを始めとする様々なデザインのフェンスやデッキなどエクステリアのあらゆる場面で使用されていきました。
そして現在ではアメリカだけでなく欧米諸国で愛されロングセラーとなっています。高級な住宅にあっても「手に触れるところは木製で、手の触れないところはバイナルで」という考え方も次第に浸透しつつあります。日本では認知度の低い製品ですが、木製を感じさせる肉厚なデザインは珍しく、重厚感や高級感を感じさせ多くのお客様にご満足頂いております。