近年頻発する地震を契機として、木造住宅の耐震性能についてご心配をしている方は多いと思います。
熊本地震では、瓦屋根の築年数の古い家屋だけではなく、新築したばかりで長期優良住宅認定を受けている、耐震基準を満たした木造住宅も倒壊し、
鉄骨造は全体の鉄骨フレームが折れ曲がり全壊扱いとなり建替えを余儀なられた方も大勢いました。
建物の大きさが同等であれば鉄筋コンクリート、鉄骨造と比較して木造は、約5倍も軽い建物です。
地震のエネルギーは、建物の重量に比例して大きく動きますので重い建物ほど地震によって大きく動きます。
建物自体の自重は、一番軽い木造住宅がもっとも揺れず被害が少ないという結果が出ています。
基礎工事は、1階の柱や壁の下に配置される重要な構造体です。
十分な強度を持たせるためには、特に地盤の強度、基礎配筋の量、基礎配筋間隔、コンクリートの強度設計と施工監理、第3者機関の検査が大切です。
こちらの写真は、現在施工中の埼玉県の現場写真です。
木造2×6壁式工法の建築全体を外部検査会社による第3者機関、1級建築士による基礎配筋検査の様子です。
タテ・ヨコⅮ13、150mm間隔の耐震基準を上回る配筋を全棟、標準工事施工しており、特に埋込みの長さ、配筋の直径、密度に配慮して設計しております。
5階建てのマンションの基礎ではないですよ。2階建て木造2×6壁式工法の基礎工事です。